Netflixの映画「ザ・テキサス・レンジャーズ」(原題は「The Highwaymen」)を観ました。主演はケヴィン・コスナーとウディ・ハレルソン。他にキャシー・ベイツがテキサス州知事役で出ています。
ストーリーはアメリカでは有名な銀行強盗ボニーとクライドを追い詰めていく実話に基づくドラマ。伝説のテキサス・レンジャーであるフランク・ハマーをケヴィン・コスナー、メイニー・ゴールトをウディ・ハレルソンが演じています。
舞台は大恐慌時代。テキサス・レンジャーズの機能がほぼ停止された後、捕まえることもできないボニー&クライドを仕留めるため、引退していた2人を呼びもどすところから始まります。テキサス・レンジャーズが廃止されているので、名目は高速道路取締官っぽいもの。
経験と勘を頼りに、追いかけていく様は、今風の犯罪ドラマとはまた異なる趣で、あるところでそう言うものかな、という感じがします。また別の意味ではヤマカンで捕まえられるもの?そう言うもの?といった感じもしないではありません。歴史としてすでに起こった出来事を、当時の記録や社会情勢(アメリカ中南部)等を分析して作られた作品なので個人的には面白い映画でした。
ケヴィン・コスナーもウディ・ハレルソンも老けてお腹が出たり皺が多く、年寄り感も満載でした。特にウディ・ハレルソンは本当に70台?みたいにも見えました。実年齢以上に年寄り感でしたが、年齢を重ねてもできることはまだまだある、経験を活かしてどうにかできる、というのも思った次第。
最後、事件後のシーンですが、大衆とはいかに扇動されやすいのか、を改めて感じました。テキサス・レンジャーズはこの事件以後何年か経って後、1935年、新組織となり再開されたようです。
日本のタイトルはテキサス・レンジャーズと警官側ですが、現代のHighwaymenは犯罪者側のことを指しているのも興味深いですね。文化の違いでしょうか?
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